国債市場特別参加者会合(第1回)
| 開催日 | 2004-10-06 |
|---|---|
| 場所 | 財務省 第3特別会議室 |
| 議題 | — |
| 原文 | 財務省サイトでは公開終了(本ページはアーカイブから復元) |
配布資料
| 別紙①PDF |
| 別紙②PDF |
| 資料PDF |
| 別紙③PDF |
議事要旨
(1)
本会合においては、冒頭、財務大臣より、出席者に対して別紙①のとおり挨拶があった。
(2)
次に日本銀行総裁から、別紙②のとおり挨拶があった。
(3)
理財局より、資料に基づいて最近の国債管理政策への取組について説明があった。
(4)
続いて意見交換が行われた。
出席者から出された意見等の概要は、大略以下のとおり。
・国債の発行額及び残高が大きく増加していく中、その抑制を中心とした適切な管理の実施と財政健全化への取組みは、財政当局の最重要課題。
・引き続き国債の発行増が見込まれる中、活気のある市場を維持するには、財政構造改革の推進が鍵。その意味で、来年度予算において新規国債発行額の減額を目指すこととしたことを評価。
・景気情勢に配慮しつつ、財政構造改革路線を堅持し、2010年代初頭のプライマリーバランス黒字化への道筋を早くわかりやすく示すことを期待。
・バブル経済崩壊後の国債発行額の増加は、民間のバランスシート調整を政府が肩代わりしたもの。今後は、財政再建のため、国民経済の成熟化にふさわしい税制への転換を議論し、財政欠陥を潜在的国民負担としてクレジットするのではなく、実際のキャッシュでの負担に置き換えていくことが必要。
・国債管理政策と金融政策はいずれも金融市場に影響を及ぼすものであり、それぞれが適切に効果をあげるためにも、財政・金融当局の緊密な意思疎通による認識の共有を期待。
・本会合の前身である「国債市場懇談会」等を通じた当局による市場参加者との対話を評価。変動金利型の国債の発行、WI取引の導入、バイバックの実施等はその成果であり、国債の安定消化の促進、流通市場の流動性の維持向上に大きな役割を果たしてきた。
・国債保有者層の多様化のため、個人と海外投資家の保有促進が課題。個人向け国債の販売は好調であるが、海外投資家の保有については、低金利水準のため伸びていない面を割り引いても保有比率が低迷。今後特別参加者として販売に力を注いでいきたい。
・我が国経済の正常化に伴い、将来健全な金利上昇が予想される。この場合に起こりかねないマーケットの過剰反応へ、発行当局及び特別参加者が協力して適切に対応することが国債管理政策の要諦。
・個人向け国債の導入等当局による最近の国債管理政策への取組を評価。国債への信認を確保するためにも、引き続き効果的な国債管理政策の推進を期待。
・不況が続き、投資家のリスクテイク能力が低い中、国債は、金融機関の運用資産として重要な役割を果たしてきた。また、流動性が非常に高く、市場のベンチマークとしての役割も担ってきた。
・顧客ニーズに即した商品の多様化、決済制度・税制等の見直しについて、今後本会合の場等で意見具申をしていきたい。
・制度上、特別参加者は、国債市場における重要な役割を果たすべき者として国債管理政策の策定・遂行に協力することが期待されていることを十分認識し、その責任を全うする所存。
・特別参加者は、国債管理政策に主体的に関与し、国債の安定消化のために知恵を絞り、努力することが使命。
・特別参加者制度は、主要な市場参加者がある種のメンバーシップ・フィーを負担しながら、国民の共有財産である国債市場の形成に当たっていくという画期的なもの。
今後とも市場参加者と発行当局との対話は重要であるが、特別参加者は、発行
当局に頼り切って自発的行動を怠ることのないよう、一定の緊張感を持つことも必要。
・特別参加者制度の創設により、国債の安定消化の枠組みがより強化されることとなることから、本制度の運用状況をモニタリングしながら、シ団の発展的解消を含めて、シ団制度の抜本的な見直しの検討を期待。
・発行・流通市場における制度改革、新制度導入、税制措置等に当たっては、市場参加者の利便性に配慮し、一層簡明な制度設計を期待。
・来年5月に業務を開始する「日本国債清算機関」は国債市場における重要なインフラであり、その稼動に向け、発行当局・日本銀行にも配慮を要望。
(5)
最後に財務大臣より、別紙③のとおり出席者に対して挨拶が行われた。
連絡・問合せ先:
財務省 理財局 国債業務課 辻・佐々木
電話 代表 (3581)4111 内線5701
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出典:財務省